日本のロックを聴け1曲レビュー 月に吠える / a flood of circle

1曲レビュー

どーも、オクダです。

最近日本語が不自由になってきている気がします。

言いたい単語が出てこない。

時々自分が何を言ってるのかわからなくなります。

諸先輩方に相談すると「ああ、それね!歳だな!俺の歳になるともっとひどくなるよ!笑」なんて言われるのですが、あのおじさんたちでも僕よりずっと流暢に話せている気がするんですよね。

本当に歳のせいなんでしょうか。

少し怖いです。

解決策知ってる方いたら是非教えてください!

 

まぁそんな話は置いといて、1曲レビューやっていきます。

今回はa flood of circleの「月に吠える」です。

僕は名曲に出会うと、時々「あぁ、俺が作ったことにしてくれないかなぁ」と感じることがあります。

特に基準は無いです。

好きな曲なら必ずそう感じるわけでもないし、その好き度合いとも関係ありません。

おまけに僕は日常的に曲を書くような人間でもありません。

それでもこんな風に感じることがあるのです。

「月に吠える」はまさにその筆頭ともいえる曲で、思い返すと初めてこの感情が芽生えた曲かもしれないです。

寂しげな一人の男と野良犬の物語。

物語と呼ぶには少し短い気もしますが、犬の遠吠えひとつにもストーリーを感じます。

こんなに寂しいのにこんなにクールな曲、そうそう見つかるものではありません。

それではざっくりレビューしていきます。

月に吠える | a flood of circle

 

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Aメロ

俺は呟く こんなはずじゃなかった 街灯も消えた夜の道で

霞んだ満月と 静まる町と 俺と 野良犬が一匹だけ

 

彼は路地裏にて日々を過ごす 腹を空かせ 誰の手も借りはしない

くたびれた喉を震わす夜 それが人恋しそうに見えるのは

彼じゃなく俺の孤独のせい

もうこれだけでたまらないです。

こんなにカッコよく寂しさを表現する方法なんてあります?

「エモい」って言葉あんまり好きじゃないんですけど言います。エモすぎる。

なんならこの曲ずっとエモい。

野良犬が寂しそうに見えるのは自分の孤独のせいだなんて、、、。

くぅーーっっ、、、!

素晴らしすぎます。

アコギの音までどこか寂しく聴こえてくるんだから、、、。

最高だ。

 

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サビ(1番)

月に吠える彼の声が 真っ暗な空に響いていく

それはありふれた夜のありふれたノイズ

いつかどこかで拾って食って間違って飲み込んでしまった

孤独という名の猛毒を

吐き出してる 空に 吐き出してる ああ

そしてサビ。

言ってる内容はさることながら、曲への言葉の乗せ方も秀逸ですね。

「いつかどこかで拾って食って」とかもう完璧です。

更に語られる野良犬の野良犬の遠吠えの理由。

「孤独という名の猛毒」というワードセンスね。

それを空に吐き出してるのだそうです。

なにこれ素敵。

しかもそれだけじゃ終わらない。

歌詞だと「ああ」で終わってますが、このあといわゆる「WOW WOW」が入ります。(字で書くとダサいな、、、笑)

それが遠吠えを表現してるんですよね。

最強でしょ。

 

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ギターソロ

その遠吠えで飛ばされた何とも言い表せない感情を表現するようなギターソロです。

爆発的じゃないんだけど、どこかグチャグチャしたような。

複雑なようで単純なような。

この曲全体を漂う寂しさと美しさに見事にマッチングしています

すごい。

 

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Bメロ

うら寂し夜のしじま くたびれた口笛吹けば

彼もまたそれに合わせ ウオーオーオーン

ここもまたいいですよね。

相変わらず孤独と孤独なんだけど、それをお互いにどこか紛らそうとしてる感じ

ああ、たまらん。たまらんなぁ。

 

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サビ(ラスト)

月に吠える彼の声は 真っ暗な空に響いていく

どんな気持ちかなんて知る由もないから

どこの誰にも自分の声が 届かなくても構わないんだ

孤独に生きるのが生き物だ

 

月に吠える彼の声が 真っ暗な空に響いていく

それはありふれた夜のありふれたノイズ

いつかどこかで拾って食って間違って飲み込んでしまった

孤独という名の猛毒を

吐き出してる 空に 吐き出してる ああ

そして最後に歌うたいとしての感情が吐露されている気がします。

「結局何を歌おうが解釈はリスナーに委ねられる。それなら自由(≒孤独)にやっていこう」といったところでしょうか。

別のバンドで「孤独と自由は抱き合わせ」だと歌われた曲もありましたし。

人生も同じですね。

自分の行動が自分の思った通りに周りに評価されるとは限りません。

だったらせめて自分が納得できるような、自分が後悔しないような生き方をしていくしかないんですよね。

こんなにカッコよくていい曲なのに、人生の教訓まであると。

素晴らしい、好きすぎます。

 

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Aメロ(ラスト)

俺は呟く こんなはずじゃなかった 街灯も消えた夜の道は

俺とよく似た野良犬が一匹いる

最後はこんな感じで締めくくられます。

依然として寂しさは残りつつも、どこか寂しさが紛れたような終わり方ですよね。

完璧な着地の仕方。

ホント最初から最後まで素晴らしい曲です。

 

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まとめ

以上、afocの「月に吠える」について自由に語ってきました。

ほんといい曲です。

やっぱり「欲しい」です。笑

でも僕のものになってしまったら世に広まることは無くなってしまうので、やっぱりafocのものであり続けるべきです。(当たり前だろ)

とにかく名曲なので、もっといろんな人に聴いてほしいですね。

弾き語り映えもする曲なので、世の路上ミュージシャンに是非やってほしいです。

いろんな人が歌う「月に吠える」聴いてみたいな。

 

以上!おわり!

月に吠える | a flood of circle
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