どーも、オクダです。
初めましての方、初めまして。
お久しぶりの方、お久しぶりです。
、、、いやもう本当にお久しぶりです。
記事を書くたびに「お久しぶりです、ごめんなさい、これから頑張ります」と言っていますね。
でもできないんです。
なぜか?
それは膨大なネタを蓄えていたわけでも僕の心に何か変化があったわけでもなく、実はしばらく身をひそめることによって閲覧者にどのような動きがあるのかを観察していたわけ、、、、、でもなく、
ぶっちゃけ面倒くさかったからです。笑
まぁ僕のブログだし僕が書きたいときに書くというコンセプトでやっていたので、問題ないっちゃ問題ないんですけどね。
ただそれでも閲覧者もSNSフォロワーもあまり減らないし(減ったは減った)、過去の記事の自動ツイートに反応していただけることもしばしば。
本当にありがたいことです。
なので流石にそろそろ動き出そうかなと思った次第です。
とはいえネタが膨大にあるわけでもないので、今回このような「1曲レビュー」を思いつきました。
これなら無限にいける気がする、、、!
もちろん過去に書いてきたような記事も継続して続けていきますし、好評の投票企画も時期を見て開催していきます。
なので、ところどころグダグダにもなるでしょうが、今後とも引き続きよろしくどーぞ。
では、本題。
今回はthe pillowsの「MY FOOT」について自由にざっくり語っていきます。
この曲は僕にとって本当に大切な曲で、僕をロックの世界に一気に引きずり込んでくれた曲です。
この曲に出会う以前の僕は、いわば「ロックにハマりかけている時期」でした。
中学3年でバンプを好きになり、高校に入学してバンドマンの友達に出会う。
「バンプ好きならピロウズ聴けよ」と言われ、ベスト盤の「FOOL ON THE PLANET」を買った。
でもハマらなかった。
それから数カ月、ストレイテナーやACIDMANを聴くようになったものの、依然僕の世界ではバンプが絶対王者だった。
それでもなぜか「バンプ好きならピロウズ聴けよ」という何気ない一言が頭の隅にずっと残っていて、ある日の学校の帰り道にCD屋でアルバム「MY FOOT」を買った。
新越谷駅のバリエに入ってる新星堂だった。まだあるのかな。
家に帰ってコンポでCDを再生する。コンポ懐かしいな。
1曲目の「MY FOOT」が流れる。
まあ衝撃でしたね。
いわゆる「電気が走ったような感覚」ってやつです。
本当に動けなくなった。全神経を1曲を聴くのに費やしてる感じ。
スピーカーの前から動けなくなるほどの衝撃って数えるほどしか経験したことないです。
その記念すべき1回目ですね。
この曲がなかったら今の僕はいないと言えるほどです。
一応言っておきますけど、「バンプよりピロウズの方がいい」とかそんな次元の低い話はしてませんのであしからず、、、。
バンプもストレイテナーもACIDMANも最高のバンドです。
好きなバンドや特別なバンドは人によって違うので、正解は人の数だけあります。
とにかく僕にとってはそれまでの世界を変えるほどの1曲に出会えたという話です。
それでは、内容に入ります。
イントロ
もうね、頭のドラムから最高ですわ。
単調なリズムだけど、なんていうか音がもうね。
佐藤シンイチロウ氏のドラムの音、メッチャ好きです。
そしてそこに乗っかってくるこの曲を印象づけるベース。
歪んだベースラインが当時の僕には衝撃でした。
今思えばもっとゴリゴリに歪んだベースを鳴らすバンドはいくらでもありますが、そのどれよりも衝撃でした。
しかもそれでいてキャッチー。
かっこいいよマジで。
そこからギターが入ってきます。
「テテレテテ~」とこれまた曲を印象付けるフレーズ。
そしてそこから「ガツン」と全パートがハマってくる。
でっかい音からくる「ガツン」じゃなくて、音の分厚さから感じる「ガツン」です。
音がやっぱりかっこいいんだわ。
Aメロ
まずメロディライン、そして展開が素晴らしいです
そして何よりそこに乗る歌詞が強すぎる。
山中さわお氏の曲はどれもそうなんだけど、歌詞の良い悪い以前にメロディに乗っける言葉のワードセンスがエグイ。
歌詞の良さっていうのは、内容よりも「如何にその曲にマッチしてるか」っていうのが僕の考えなのですが、このへんがマジですごい。
「光に群がってお揃いの夢を見ても」とか2番の同じ部分の「街を薙ぎ倒して寝ころんだ夢を見ても」のとこが特に好き。
あとギターも最高。
ずっとフレーズが弾かれてるんですけど、歌を邪魔するわけでもなく、それでもこの曲を語るうえで必要不可欠な要素になってます。
僕も少しギターを弾く時期があったのですが、このフレーズを覚えたての頃はもうずーっと繰り返し弾いてました。あ、今は多分弾けません。笑
そしてやっぱり音もいい。
Bメロ
僕はBメロこそがこの曲の肝になってると思います。
「え?サビじゃないの?」と思われそうですが、もちろんサビも素晴らしいのですが、仮にこのBメロが無かったらそのサビもそんなに良く聴こえないのかもなんて思います。
一般的にはAメロ→Bメロ→サビの構成の曲って、1番盛り上がる部分をサビに持ってくることが多いですよね。
一方でこの曲はBメロからガツンとくるのです。
まぁそんな曲は他にもあるのですが、とにかくこういう特徴があります。
でもこのBメロの素晴らしいところはそこかというと、そうでもない。
Aメロ同様、とにかくメロディラインと歌詞が秀逸なのです。
曲全体を通してその辺は最高なのですが、僕はBメロが1番好きです。
「風に消えたラブソング」
「壁に貼られなかったポスター」
「渡しそびれてるプレゼント」
文字だけ書くと何とも伝わらないかもしれませんが、もう僕はこのフレーズを読むだけで心にグッとくるものがある。
ラスサビ前の「誘われないのに断るセリフを覚えて」も大好きです。
こんなにもセンスに心が震える歌詞にはなかなかお目にかかれません。
サビ
そしてサビです。
あれだけBメロを褒めちぎってしまったので、サビへの期待値を下げてしまったかもしれませんがとんでもない。
たまたまBメロが150点だっただけで、サビでも120点くらいです。
サビは単純に歌詞の内容が好きです。
「雨も水溜まりも気にしないぜ すぐに乾くんだ」
これが「雨も水たまりも気にするな」だったら全然好きじゃないんですけど、誰かに強さを押し付けるでもなく「俺はこうだ」と言ってくれてるのがいいです。
特に雨と水溜まりだらけの道を進んできたさわおさんが言うからこそ説得力があります。
不安に押しつぶされそうなときによく助けてもらってます。
ギターソロ
真鍋吉明氏のギターソロはどれも大好きなのですが、この曲は他とは少し違います。
こういうのなんて言うんだろう?
まぁ正解はわかりませんが、要はさわおさんと真鍋さんとのツインソロです。
といっても、二人でしのぎを削るようにバチバチのギターソロを弾くようなものではありません。
なんていうか、二人で別々のフレーズを弾くのですが、それが付いたり離れたりするような。
「全然違うの弾いてるなぁ」と思った次の瞬間には同じようなフレーズになり、そしてすぐに離れてまたくっつく。
聴いてて楽しいし、ギター覚えて誰かと弾いても楽しいです。
しかもどちらのフレーズもちゃんとカッコいい。
すごいギターソロです。
まとめ
以上、the pillowsの「MY FOOT」の1曲レビューでした。
ホントこの曲と出会っていなかったら僕はどうなってたんでしょうか。
ピロウズを好きになることはなかったのか、それとも音楽をここまで好きになることすらなかったのか。
はたまた結局ピロウズや音楽を好きになっていたのか。だとしたら僕はどの曲で音楽の世界にハマったのだろうか。
全く想像できません。
たった1曲で僕の人生に大きく影響しました。
皆さんにもそういった曲があることでしょう。
僕の場合は「MY FOOT」。
今回はそんな話。
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