どーも、オクダです。
今回はamazarashiのおすすめ曲紹介。
僕がamazarashiを好きになったときは、amazarashiの存在を知っている人はほとんどいなかったのに、今となってはライブのチケットも取れなくなるほどの人気者になっています。
いやなんか「人気者」っていう表現が似合わないな。
ヒューヒュー言われる感じではなく、そっと心に留めておきたくなるような存在。
ライブの雰囲気も他のバンドとは全然違いますからね。
オーディエンスは棒立ちがほとんどだし。
でも決してしらけているわけではなく、何ていうか、もう「聴く」という行為以外のことができなくなるんですよね。呼吸すらも止まってる気さえします。
こんなバンド他にありません。
そんなamazrashiですが、まだまだこれからも多くのファンを増やしていくことでしょう。
というわけで「amazarashiのおすすめの曲10選」をやっていきます。
これからamazarashiの曲を聴こうと思っている方や、amazarashiが気になっている方の参考になれば幸いです。
また、amazarashiファンの方の共感も得られたら嬉しいですね。
異論は認めます。100人いれば100通りのおすすめがあると思うので。
それではよろしくどーぞ。
選定の基準
本題に入る前に選定の基準について軽く触れておきます。
・「10選」なので、ランキングではありません。本当は100選くらいしたいです。
・順番は「10曲を通して聴いたとき」を想定して選んでます。
・昔の作品も新しい作品もなるべく広く選出したいですが、どうしても偏りが出てます。許して。
それではいきます。
① 光、再考
1曲目はアルバム「0.6.」より「光、再考」です。
amazarashiの原点のような曲でもあり、すべての曲のテーマも元をたどればこの曲に収束するような気もします。
不思議ですよね。この曲よりも前に作られた曲はamazarashiの曲でもあるはずなのに。
それほど強烈な何かを秘めている曲なのでしょう。
amazarashiの曲には多いのですが、陰鬱とした雰囲気の曲の中に「光」を感じられる曲です。
amazarashiでプレイリストを作るときの1曲目としてもふさわしい曲。
今君は日陰の中にいるだけ ただそれだけ
光、再考 / amazarashi
② ラブソング
2曲目はアルバム「ラブソング」から「ラブソング」です。
この曲を初めて聴いたときは衝撃でした。意表を衝かれた。
amazarashiはの曲は「白いamazarashi」と「黒いamamzarashi」があると思っていて、この曲はガチガチの後者です。
「ラブソング」っていうくらいだから優しくて超いい曲だと思っていたら、前奏を聴いた瞬間に「あ、違うw」と思いました。でもすげーカッコイイ。
どぎつい皮肉だらけの曲ですが、どの言葉も意味深で、サビの言葉の羅列も聴いていてメチャメチャ気持ちいいです。
僕は、世に溢れすぎて結果的に価値が下がってしまった愛(ラブソング)へのアンチテーゼだと思っています。
愛されるだとか 愛するんだとか
ラブソング / amazarashi
それ以前に僕ら 愛を買わなくちゃ
消費せよ 消費せよ それ無しではこの先 生きてけない
消費せよ 消費せよ それこそが君を救うのだ
③ 季節は次々死んでいく
3曲目はアルバム「世界収束二一一六」から「季節は次々死んでいく」です。シングルでもあります。
おそらくamazarashiの曲で最も多くのファンを獲得した曲でもあり、最も有名な曲でもあり、そして代表曲のひとつでもあります。
アニメ「東京喰種トーキョーグール√A」のエンディングテーマに起用されたことで話題になりました。ファンの多い作品なので、多くの人にamazarashiの曲が届いたと思います。
ちなみに僕もトーキョーグールは好きですが、僕の場合はamazarashiからトーキョーグールに入った立場です。
優れた作品同士がそれぞれのファンを繋ぐのはすごくいいことですね。
入りのピアノがメッチャカッコイイです。
最低な日々が 最悪な夢が
季節は次々死んでいく / amazarashi
始まりだったと思えば 随分遠くだ
④ ジュブナイル
4曲目はアルバム「ねえママ あなたの言うとおり」から「ジュブナイル」です。
僕はライブでこの曲を観ると、前奏で必ず涙が流れます。
曲がよくて泣いているわけではなく(曲は死ぬほどいいけども)、なんか立派にステージに立つ秋田さんを思うと泣けてくるんですよね。
いやごめんなさい。「何様だよ」って感じですよね。笑
でもなんか想像しちゃうんですよね。そこに至るまでのいろいろを。
秋田さんが自分を肯定するために生まれた歌が、こんなにも多くの人の力になってる。
そんな余計なお世話な意味不明な感情が爆発するのがこの曲です。
君が君を嫌いな理由を
ジュブナイル / amazarashi
背負った君のまま
成し遂げなくちゃ駄目だ
⑤ 無題
5曲目はアルバム「爆弾の作り方」から「無題」です。
歌詞にストーリー性のある曲です。これがまた素晴らしい。
1人の絵描きの男の話。
2番の終わりからラスサビの間で結構な歳月が経っていることをなんとなく感じられてすごく好きです。
わかりやすいストーリーのようでいろんな解釈の仕方があると思うけど、どう解釈したとしても心に響く名曲たり得ると思います。
引用したMVはアコースティックアルバム版ですが、どっちも最高です。
変わってくのは いつも風景
無題 / amazarashi
⑥ たられば
6曲目はアルバム「地方都市のメメント・モリ」から「たられば」です。シングル「空に歌えば」のカップリングでもあります。
わかりやすくハイパーいい曲。聴き始めですぐに「これは名曲だわ」と実感できる1曲。
「○○だったら」「○○していたら」の「たられば」。そんな「もしも」を歌った曲です。
誰もが考えたことのある内容ですね。僕も3日に1回くらい「宝くじが当たったら、、、」とか考えてますから。笑
でもそんな薄い内容ではなく、内容と言葉選びのセンスがえぐいのはさすが秋田さんです。
最終的にはしっかり「今の自分」を肯定する内容になっているのもまた秋田さんらしいですね。
無い物ねだりの 尽きない戯言
たられば / amazarashi
⑦ タクシードライバー
7曲目はアルバム「世界収束二一一六」から「タクシードライバー」です。
この曲を10曲に選ぶのはなんとなく少数派かと思いますが、メッチャ好きなんですよね。
ラップ調のAメロと徐々にテンションを上げてくるようなBメロ、そして景色が大きく広がるドラマチックなサビのバランスが最高です。
美しさとカッコ良さが共存しています。
歌詞もたまらなく好きなフレーズがあちこちに散りばめられているので油断なりません。
このアルバムの発売日、出張先でCD屋を探して購入し、早く聴きたくてホテルで会社のPCで聴いたという何とも言えない思い出があります。
将来も未来も視界不良の道半ばで
タクシードライバー / amazarashi
けど、不安に人生を明け渡せる訳はねえ
この長いトンネルは一体いつ抜けるんですかね?
どうぞ行ける所まで行ってくれて構わねえ
⑧ しらふ
8曲目はアルバム「世界収束二一一六」から「しらふ」です。、、、このアルバム強いな。
amazarashiの得意とする曲の種類として「ポエトリーリーディング」というものがあります。
簡単に言うと「朗読」なのですが、amazarashiの場合これの破壊力がすごい。
そんなポエトリーリーディングの曲から僕が好きな1曲です。
気迫がやばいです。怖いくらい。自分が怒られていると錯覚するほどです。
マジで胸が「キュッ」てなるくらいです。是非体感してください。
アスベスト吸い込み 渡る現場は鬼ばかり
しらふ / amazarashi
高所作業 安全帯無しで人生綱渡り
⑨ 雨男
9曲目はアルバム「夕日信仰ヒガシズム」から「雨男」です。
僕としてはamazarashiで1番好きな曲かもしれません。
好きすぎてこの曲だけで記事を書いたこともあります。
めっちゃいい曲です。マジでめっちゃいい曲です。amazarashiの曲はめっちゃいい曲ばかりですが、それでもこればっかりはマジでめっちゃいい曲です。
秋田さん曰く、自身が失敗して落ち込んでいた時に「失敗を帳消しに出来るくらいいい曲を書こうと思って頑張ったら、失敗を帳消しに出来るくらいいい曲になった」ということです。
「amazarashi」というバンド名は「日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝しだが“それでも”というところを歌いたい」というところから名付けられたということですが、まさにそんな感じの曲です。
「やまない雨はない」「明けない夜はない」
雨男 / amazarashi
とか言って明日に希望を託すのはやめた
土砂降りの雨の中 ずぶ濡れで走っていけるか?
今日も土砂降り
そういや いつかもこんな雨だった
⑩ つじつま合わせに生まれた僕等(2017)
そして最後10曲目はベストアルバム「メッセージボトル」から「つじつま合わせに生まれた僕等(2017)」です。「0.6」収録のオリジナル版も当然最高ですが、いい意味でどっちでもいいです。
これまた名曲ですね。歌詞の繋ぎ合わせ方や構成が神がかっています。
秋田さんもインタビューで、「これが入ったインディーズ盤はリリースした当時は百万枚売れると思ってました。」と語っているほどです。
どうしようもない世界でそれでも僕たちができることの答えの一つが示されています。
2曲目に紹介した「ラブソング」であんな内容を歌っていましたが、結局その愛の力に可能性を見出していたのは秋田さん自身に他ならないんですね。
こういうとろころはやはりロックンロールですわ。
MVの曲が始まる前に挿入されている語りも必見です。
高層ビルに磔の 価値観は血の涙を流す
つじつま合わせに生まれた僕等 / amazarashi
消費が美徳の人間が こぞって石を投げつけるから
まとめ
以上、「amazarashiのおすすめの曲10選」でした。
② ラブソング
③ 季節は次々死んでいく
④ ジュブナイル
⑤ 無題
⑥ たられば
⑦ タクシードライバー
⑧ しらふ
⑨ 雨男
⑩ つじつま合わせに生まれた僕等(2017)
いかかがでしたか?
お気に入りの曲は見つかりましたか?
1人でも多くの方に1曲でも多く、お気に入りになるような曲が伝わっていれば最高です。
ファンの方はどうでした?
納得ですか?
異論ありですか?
冒頭でもお伝えの通り異論は認めています。
できればその場合はあなたの10曲を教えてほしいです。
異論がなくても教えてほしいです。
皆で最強の10曲を出し合ってワイワイできたら楽しそうですね。
どんなバンドで似たような記事を書いたとしても、10曲を選ぼうとすると非常に悩みます。
今回もそうです。
特にamazarashiに関して言えば人によって大きく選曲が変わると思います。
amazarashiの曲に本当に救われたという人はたくさんいると思うし、その救ってくれた曲も人によって全然違うと思います。
結局はそういう曲が1番大切な曲になったりするんですよね。
誰かに教えるものじゃない。教えられるものでもない。ほかの人は自分じゃないから。
だから自分で見つけてもらうしかないんです。そういう曲を。
今回紹介した曲はamazarashiのほんのほんのほんの一部にすぎません。
少しでもamazarashiのことが気になる人は、必ず「自分の曲だ」というものに出会うことができると思います。
だからぜひぜひ他の曲もたくさん聴いてほしいです。
他の誰かの価値観ではなく、あなたの価値観で判断してみてください。
人に好きな曲を紹介するのは好きなので今回も楽しかったです。
また別のバンドでもやっていきます。
今後ともよろしくどーぞ。
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