どーも、オクダです。
皆さんは食べ物の好き嫌いってありますか?
僕はキノコ類が嫌いです。 ナスも嫌いです。
まぁなんでもいいんですけど、こういう話になるとよく「もったいないなぁ」とか「かわいそうだなぁ」とか言われたりしませんか?
あれ意味わからないですよね。笑
嫌いなんだからもったいないとか無いんですよ。 食べたくないんだからかわいそうじゃないんですよ。
あと27歳に家を出るまであの手この手で僕にキノコを食べさせようとした親に言いたい。
もう無理だよ! それ小さい子供にやるやつ!
もうそういう歳じゃないよ! ていうか気づくわ!
例えどんなに細かく刻まれていようと、俺は気づくわ! 舐めるなよ!
、、、おっと取り乱しました。
お陰様でキノコサーチ能力がずば抜けて高い男に育ちました。
くだらない話は置いておいて本題に入ります。
今回は「表現力がすごい曲10選」やっていきます。
所詮音楽なんですけど、その音楽でいろんな景色が見える事ってありませんか?
僕はよくあります。具体的なものから抽象的なものまでいろいろ見えます。
今回はそんな景色やモノをリアルに感じることのできるような曲を紹介していきます。
誰が聴いても同じように感じられるものから、僕だけが感じてるかもしれないものまでありますが、どうぞお付き合いください。
それでは、よろしくどーぞ。
ルール
いつも通りルールに沿ってやっていきます。
①1アーティスト1曲
今回はこれだけかな。
「10曲で1枚のアルバムを作ったら」とイメージしながら作ったプレイリストになるので、物好きな方は続けて聴いてみてください。
①PIED PIPER / the pillows
1曲目はthe pillowsの「PIED PIPER」です。
ピロウズは特に真鍋さんのギターの表現力が高すぎるので、表現力のエグイ曲がたくさんあるのですが今回はこの曲。
パイドパイパーとは「ハーメルンの笛吹き男」に登場する「笛吹き男」のことですね。
イントロの不穏な旋律が怪しげな笛吹き男の登場を見事に演出しています。
その後の展開は掴みどころのないAメロと爆発力のあるサビと、バチバチのロックンロールです。
こんなの聴かされたら笛吹き男にもついていきそうになりますね。いや、絶対についていきます。
どこに行こうか
PIED PIPER
キミを連れて行くって決めたんだ
悪いけど
②深海 / shannons
2曲目はshannonsの「深海」です。
曲の入りから「ズブン」と一気に海の深くまで沈んでいくイメージが駆り立てられます。
曲全体の雰囲気もキラキラしてて、光のない深海と言うよりは、上の方にちょっと光が見えてる世界と言いますか。
綺麗に見えるんですけどそれが残酷でもあって、それでもそこに向かっていくしかないみたいな。
そんな感覚が自然と脳内を支配するので、ホントに素晴らしい曲です。
アルバム「クロールで旋回しながら」の2曲目なのですが、1曲目との流れで聴くとより一層深く沈む感覚が味わえるので、是非アルバムを通して聴きましょう。
海の中へ僕は一人
shannons
ためらいながら泳いでゆく
③新木場発、銀河鉄道 / ウソツキ
3曲目はウソツキの「新木場発、銀河鉄道」です。
この曲を初めて聴いたとき、そのアイデアにマジで衝撃を受けました。鳥肌立った。
ギター1本で汽車の音をこんな風に再現できるなんて。
しかもその音を曲のフレーズとして溶け込ませるセンスには脱帽です。
歌詞も現実とファンタジーが絶妙にブレンドされていて、これまた想像が膨らみます。
ただ「キミ」に会いに行くだけの曲なのに、こんなにもロマンチックになるのかと。
素晴らしい曲です。もっといろんな人に聴いてもらいたい。
天の川越え 降り間違えないように
新木場発、銀河鉄道
慎重に慎重に駅を数えてく
代々木上原で乗り継ぎしたら
キミに花を買って行こう
④閃光 / LUNKHEAD
4曲目はLUNKHEADの「閃光」です。
線香花火とかけてあります。
バチバチにカッコいい曲なのに、儚さもある。
火のつく瞬間、綺麗に咲いている瞬間、消える前に生まれる一瞬の明るさの瞬間、消えてしまって儚い瞬間、そのどれもを感じることができます。
特にギターソロは圧巻です。
切ないリフから入って、バチバチに火花を散らし、そしてまた散っていく感じが表現されています。
死んだように生きていくなら
閃光
花火のようにここで燃え尽きてもいい
⑤月に吠える / a flood of circle
5曲目はa flood of circleの「月に吠える」です。
これもういろんなところで言ってるんですけど、この曲欲しいくらい好きなんですよ。
僕が作ったことにしてほしいくらい完璧。大好き。
そして表現力の面でも素晴らしい。
犬の遠吠えに見立てて「オーオー」歌うその声は最早寂しげな犬のそれです。
こんなに寂しげなのにこんなにカッコイイ曲そうそうないですよ。
月に吠える彼の声が 真っ暗な空に響いていく
月に吠える
それはありふれた夜のありふれたノイズ
いつかどこかで拾って食って間違って飲み込んでしまった
孤独という名の猛毒を 吐き出してる
空に 吐き出してる ああ
⑥UFO / BYEE the ROUND
6曲目はBYEE the ROUNDの「UFO」です。
特にギターソロの表現力がエグイです。
UFO飛んでます。
不穏に表れて、少し動いて、ぐるぐる回って、またすこし動いて、そしてゆらゆら消えていく。
これがわかる。やばいよ。別にUFOのことを歌った曲じゃないんだけど。
ちなみにギターの高橋”Satoshiante”さんは僕が好きなギタリストトップ5に入るバチクソカッコイイギタリストです。
「また明日」って言えたらな
UFO
「また明日」って言うために
地球はその為に
ぐるぐる回って
⑦D.I.Y. / THIS IS JAPAN
7曲目はTHIS IS JAPANの「D.I.Y.」です。
いまやいろんな分野でこの「DIY」という言葉が使われるようになりました。
「Do It Yourself」の略ですが、もともとは日曜大工に使われてた言葉です。
そんな日曜大工感をこの曲はバッチリ表現してます。
イントロとか顕著に出てるのですが、「どのへんが?」と聞かれると上手く言語化できません。
とにかくドリルとかトンカチとかノコギリとかを使用してる雰囲気がこれでもかと出ています。しかもカッコイイ。
ビビってるならやらなきゃいいぜ
D.I.Y.
やめたかったらやめればいいぜ
好きなものを好きにすりゃいいぜ
やりたいことだけ
⑧ELEKING / THE CHEWINGGUM WEEKEND
8曲目はTHE CHEWINGGUM WEEKENDの「ELEKING」です。
「エレキング」はウルトラセブンに登場する怪獣です。きっとそれと掛けてるのだと思います。
それは歌詞からも、そして音からも感じられます。
ギターソロとかアウトロとか完全に怪獣の鳴き声ですからね。しかも死ぬほどカッコい。
あとメインリフもカッコイイ。メロディはもちろん音そのものが。
収録アルバムは高騰していますが、各種サブスクに追加されているのでチャンスです。聴きましょう。
⑨彗星 / CIVILIAN(Lyu:Lyu)
9曲目はCIVILIAN(Lyu:Lyu)の「彗星」です。
そもそもこのバンドに明るい曲なんてほとんどないのですが、この曲も終始退廃的な雰囲気が特徴的です。
救いがあるような無いような。
彗星が飛ぶ夜に、賑わう世間とは逆に卑屈な「私」はそれが落ちてくることを妄想します。
そこの表現が素晴らしい。「世界が壊」と途中で途切れる言葉と激しい破壊的なギターノイズ。
全部ぶっ壊したくなった時に聴いてもぴったりハマる曲だと思います。
尾を引いて 飛んだ彗星に 街中が 綺麗だと笑う
彗星
頭の中 イメージが過る 重力に 負けて落ちた星
世界が壊
⑩沈んだ塔 / THE PINBALLS
最後の曲はTHE PINBALLSの「沈んだ塔」です。
全く架空の世界の全く架空の場所であるはずなのに、その沈んだ塔は確かに脳内に存在しています。
多分聴く人によって少しずつ違うんだろうけど、それでも皆明確にイメージは持っている思います。
絶対的なモノじゃないんだけど、確かに景色を投影してくる末恐ろしい表現力です。
音はもちろん、歌詞もまたその表現に大いに貢献しています。いや、歌詞の影響の方が大きいか。
でも歌詞だけ読んでもダメ、音だけ聴いてもダメ。全部そろってこそ、その世界へ没入することができます。
沈んだ灰色の 塔の上の
沈んだ塔
歪んだ 赤や 黄色の 雲の真下
まとめ
以上、「表現力がすごい曲10選」でした。
②深海 / shannons
③新木場発、銀河鉄道 / ウソツキ
④閃光 / LUNKHEAD
⑤月に吠える / a flood of circle
⑥UFO / BYEE the ROUND
⑦D.I.Y / THIS IS JAPAN
⑧ELEKING / THE CHEWINGGUM WEEKEND
⑨彗星 / CIVILIAN(Lyu:Lyu)
⑩沈んだ塔 / THE PINBALLS
いいね。
いいよ。
今回いいよ。
いや、いつもがダメなわけじゃないけども。
我ながらお題がいいな。楽しかった。
他にも当てはまりそうな曲が腐るほどありそうですが、今回はこれで。
僕もブログなんてものをやっているので、本来なかなか伝わりにくいものを表現していくべきところなのですが、ぶっちゃけそんなんメッチャ苦手です。
なるべくうまく伝えようとはしてるんですけどね、出てこないときは出てこないです。大体出てこないですが。
だから言葉にならないものは言葉にならないまま伝えます。
それもいいでしょう。
僕としても「友達に好きな音楽を紹介する感覚」でやってるので。
ていうかな、音楽を言葉で伝えようなんてね、、、。
ムリです。
だから聴いてください。
全部聴いてってください。
それが僕の望みであり役割です。
というわけで今後ともよろしくどーぞ。
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