聴いたことのない曲を始めて聴くときに、１発目の音で「あ、これ絶対いいやつだ」と予感することってありませんか？
ありますよね。誰にでもあると思います。
その予感が的中することもあるし、思ったほど良くないこともある。
しかし、ナードマグネットはそれを外しません。
彼らの曲を聴いて例の予感を感じた場合、その予感は必ず的中します。
それもそのはず、例の予感を感じなくてもだいたいの曲が「クソカッコイイ」からです。
、、、ではなぜこんな話をしたのか？
それはナードマグネットが紛れもなくパワーポップバンドで、そのパワーポップさが１発目の音からビシビシ感じるからです。
正直、軽く聴いた感じ真新しさは感じません。
なのに１発目からキレッキレの異質さが滲み出る。
そう、ありそうでなかったなのです。
頭では「あー、よくあるよくある」とは思っても、本能では「こういうのを聴きたかった！」と感じてしまうのでしょう。
キャッチーでロックでポップで力強い。
ありそうでなかった日本語パワーポップバンド。
それこそがナードマグネットなのです。
ちなみにこのＭＶめっちゃ良いですよね。
メンバー
須田亮太 ボーカル、ギター
藤井亮輔 ギター
さえこ ベース
秀村拓哉 ドラムス
2020年10月に前田知子(ベース)脱退
爆音パワーポップサウンド
ナードマグネットの最大の魅力は何といってもその圧倒的な「パワーポップサウンド」です。
清々しいくらいの爆音です。
音がでかいという「爆音」ではなくて、シンプルなオーバードライブ感というかなんというか、、、。
まぁパワーポップの「それ」なんです。
そもそもパワーポップとはどんなものなのか？
ネットで検索してみるといろいろと詳しく説明されていますが、聴いてみるのが一番早いかと思います。
やはりここはweezerでしょう。
weezerはパワーポップを代表するアメリカのバンドです。
このようにポップなメロディに力強いギターサウンドが特徴です。
そしてナードマグネットもまさに「パワーポップ」を全開に出したサウンドになっています。
ホントにありそうで無かったんですよね。
音だけなら近いものがあるかもしれない。
ポップな曲だけならいくらでもある。
でも純粋に「パワーポップ」を感じるバンドは非常に少ないです。
メロディセンス抜群のポップな曲
上にも書きましたが、パワーポップとしてポップなメロディも不可欠です。
例にもれずナードマグネットもポップなメロディラインが炸裂しています。
馴染みやすく、聴きやすい。
身構えの必要なく世界観に入り込めます。
そのメロディセンスの質の高さは一度でも聴けば感じられるかと思います。
まさにいい意味で万人受けするタイプですね。
日本人のポップセンスってすごく好きなんです。
なんか独特なものがありませんか？
僕が日本のロックが好きであることの理由の根底にはその辺も関係してるのだと思っています。
日本の音楽文化を紐解いていくと納得のいく答えがありそうな気もしますが、難しい話は苦手なので感覚的なものだけで良しとしましょう。
その日本独特のポップセンスをナードマグネットは見事に「パワーポップ」というジャンルへと変換させています。
そりゃ良くないわけがないですよ。
いいに決まってる。
そして実際最高にカッコイイ。
ここまで散々「パワーポップ」という言葉を使ってきましたが、正直そんなのどうでも良くてカッコいいものはカッコイイ。
ナードマグネットというクソカッコイイバンドがたまたまパワーポップを演っているというだけのことです。
いい曲にいい音、そして何よりカッコイイということが正義です。
とにかく聴いて感じてみてください！
気持ちのいい語呂感の歌詞
そしてナードマグネットは歌詞までいいです。
歌詞の内容というより、僕は語呂感が素晴らしいと思います。
メロディのリズムに見事にマッチしている歌詞ばかりです。
僕は仕事でよく車の運転をするのですが、運転中によく歌を歌います。
周囲のドライバーに見られると恥ずかしいので、交通量の少ない場所や高速道路なんかが主ですが、、、。
そんな時にナードマグネットのような歌詞の語呂感が素晴らしいバンドの曲を歌うとものすごく気持ちいいです。
きっとご本人も気持ちよく歌えていることだと思います。
ホント音楽の楽しさを感じられる瞬間です。
僕もこんな歌詞を書こうと挑戦したこともありますが、そもそも歌詞を書くことができませんでした。泣
単純に羨ましいですね。
ナードマグネットは音良し、曲良し、歌詞良しの三拍子が揃っていますね。
インディーズ界隈では割と有名な方だと思いますが、世間的にはまだまだ無名。
実力は申し分ないので、今後の活躍に注目です！！
ナードマグネット好きにオススメのアーティスト
僕の経験上、ナードマグネット好きが他に好きだったor好きそうなアーティストを紹介します。
- 基本的に現在も活動中のアーティスト
- 紹介アーティストのメンバーが他に所属しているアーティストは省略
- このブログで紹介したアーティスト、アーティストの性質上どうしても必要な場合などはその限りではない
Oh No Darkness!!
the seadays
SWANKY DOGS
さよならポエジー
ベランダ
もし知らないアーティストがいたらぜひ聴いてみてください！！
コメント