皆さんは新しいバンドとの出会いってどんなパターンが多いですか?
今の時代やっぱりYouTubeが主流なんですかね。
ライブハウスによく行くって人は、目当てのバンドの対バンなんかで知ることも多いと思います。
僕も例にもれず、YouTubeやTwitter、ライブハウスなんかで新しいバンドを見つけることが多いです。
ただそんな中、圧倒的にドラマティックな出会い方をしたバンドがいます。
それがFreebeeです。
簡単に言えば、
メンバーのひとりと知り合う → 共通点がいろいろあって話が盛り上がる → その場のノリでその日のライブを観に行く
っていう感じです。
いつか本人の許可がもらえたら詳しく追記します。
なんか「欧米か!」と突っ込みたくなるようなシチュエーションですね。
ちなみにこっちは4人でしたが、僕以外の3人は初ライブハウスでした。
ホントにその場のノリで行ったので、Freebeeがどんなバンドなのか全く知らないし、正直不安はありました。
まぁ、結果的にそんな心配は杞憂に終わったのですが。
メッチャ良かったんですよ!!
これがイマイチだったらなんて感想言おうか悩むところですが、もうなんの迷いもなしに「良かった」と思うことができました。
「出会いの背景」を抜きにしてもです。
僕はこの日学びました。
ノリ大事です。
なんならこの日の対バンだいたい良かったです。
もう一度言います。ノリ大事です。
今回はそんな不思議な出会いをしたバンド、Freebeeについてご紹介させていただきます。
メンバー
竹内峻一 ボーカル、ギター
吉田一貴 ギター
にしを ベース
きゃず キーボード
オヌマリサ コーラス
石坂剛 ドラムス
2022年5月5日に解散
パワーポップサウンドに溶け込むポップセンス
Freebeeの曲はパワーポップらしいギターサウンドに、ポップセンス溢れる素晴らしいメロディラインが上手く馴染んでいるのが特徴です。
日本人らしい、といいますか。
僕の好きな「日本のロック」に欠かせない要素のひとつです。
、、、とか言っといてなんですが、欠かせないことはないか。これが無くてもカッコいいバンドはたくさんいるので。
とはいえ、やっぱりFreebeeの音楽を聴けば聞くほど「ああ、やっぱりこの感じ好きだわ」と思うわけです。
そんな中に、どことなく様々なジャンルの音楽のニュアンスを匂わせてきたりもします。
この辺のバランスが絶妙だと思います。
曲のアレンジやメロディの細かい部分にも僕の心をくすぐる要素があったりもして、聴いていてとても楽しいです。
どの曲も完成度が高いですし、「ロックなんか聴かない」という人にも安心してオススメできるバンドです。
Freebeeを入口にして、こちら側の世界に招き入れることもできるでしょう。
そしてどっぷりとロック漬けにしてやりましょう。笑
曲の世界観にマッチングする歌詞
どのバンドでもそうですが、曲によって放つ雰囲気の違いってありますよね?
Freebeeも曲によっていろいろな雰囲気の違いがあるわけですが、その雰囲気と歌詞の世界観のマッチ具合が素晴らしいです。
曲が始まった瞬間「ああ、こんな感じの曲かな」と無意識に感じたりもしますが、その雰囲気に歌詞もピッタリ当てはまっているのです。
「そんな予想できる展開じゃおもしろくないよ」と思われるかもしれませんが、そうじゃないんです。
もちろん予想通り過ぎてつまらない音楽もあるでしょう。
でもFreebeeの歌詞は「予測した世界観を補完させてくれる」感じです。
いまいち伝わりにくいかもしれませんね。
わかりやすく昔話の「桃太郎」で説明しましょう。
桃太郎の物語を知らない人に「敵を倒す物語」とだけ伝えます。
ここが曲でいうとパッと聞いた感じの雰囲気です。
そして「歌詞でそれを補完させてくれる」というのは、より具体的な部分を教えてくれるというわけです。
桃太郎だって「敵を倒す物語」だけからは想像できない展開ですよね?
でも「敵を倒す物語」であることは確かです。
あれ?余計わからなくなりましたか?笑
僕自身もなんだかよくわからなくなってきました。笑
とにかく聴いてほしいです。
少しくらいはこの感じ伝わるかと思います。
もうどうしようもないくらい
Cry
暗い夜は嫌いです どうも
不安定抱えてトライ
あとは気合です 今日も
またフォーリング フォーリングダウン
ただ凍りつくようさ
ほらフォーリング フォーリングダウン
この空洞を 早く埋めてくれよ
楽しそうに演奏するメンバーたち
Freebeeのライブを観て一番強く感じた部分です。
ホントに楽しそうにロックしてるなぁ、と。
僕はどちらかといえば「クール」なバンドの方が好きだったりしますけど、そんな僕でも記憶に強く残るくらい好印象でした。
しかもちゃんとカッコイイ。
「笑っていこうぜーー」みたいな無理矢理な感じじゃないんですよね。
演奏してて普通に楽しいんだろうな。
その楽しさを素直に受け止めて演奏してるから、聴いてるこっちも楽しくなるのでしょう。
楽器始めたての楽しくて仕方が無かったあの頃を思い出します。(今も楽しいけど)
そういう意味ではバンドとしての「真髄」を見せられている気分でもありました。
これが全てではないけど、決してすべてのバンドには当てはまらないけど、何かとても大切なものを感じました。
Freebee。いいバンドです。
そんなFreebeeも、惜しくも2022年5月5日のワンマンライブをもって解散してしまいました。
僕はそのライブを観に行きましたが、ボーカルの竹内さんのMCがすごく印象に残っています。
「続けようと思えば続けられる。でも無理なんだよ。続けるためにやってきたわけじゃない。」的なことを言っていました。
僕としてはなんだかすごく腑に落ちた台詞だったので、ホント最後までかっこいいバンドだと思いました。
Freebee好きにオススメのアーティスト
僕の経験上、Freebee好きが他に好きだったor好きそうなアーティストを紹介します。
- 基本的に現在も活動中のアーティスト
- 紹介アーティストのメンバーが他に所属しているアーティストは省略
- このブログで紹介したアーティスト、アーティストの性質上どうしても必要な場合などはその限りではない
Ao
Layne
SaToMansion
もし知らないアーティストがいたら是非聴いてみてください!!
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