The Flickers「冷たく熱いサウンド、そのギャップこそが心地よい」

おすすめアーティスト紹介

僕が初めてThe Flickers(以下、フリッカーズ)を聴いたのはYoutube。

最初のサビが終わったあたりで聴くのをやめてしまった。

「電子音強めのありふれたバンド」。

そんな風に勘違いしてしまったのです。

これが間違いだったと気づいたのは意外にもすぐでした。

「一応他の曲も聞いておくか」くらいの感じで別のMVを観たのです。

やはり感想は同じでしたがコメント欄に「最後がヤバい」的な情報がありました。

というわけで最後まで聞いてみたわけです。

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・!?!?!?!?

ヤバかったです。

ピコピコ電子音で始まったはずなのに、いつの間にか轟音とシャウトの嵐になっていました

このギャップね。

振れ幅すごいですよ。

シンセ特有の電子音らしい冷たさ

その中にロックバンドよろしくの轟音

そして全てを破壊する勢いのシャウト

こんなバンド他にはいないですよ。

どうジャンル分けしたらいいかわかりません。

聴く人によって位置づけは変わるかもしれないですね。

ちなみに僕はパンクバンドだと思っています。

まぁそもそもジャンル分けなんて無意味ですね。

「最高にカッコイイ」

それでいい。それが全てです。 

残念ながら既に解散してしまっていますが、このカッコよさが失われるわけではありません。

永遠です。

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メンバー

安島裕輔  ボーカル、シンセサイザー (現在は「弱虫倶楽部」で活躍中)

堀内祥太郎  ベース (バンド結成時はボーカルだった)

本吉”Nico”弘樹  ドラムス

2016年4月解散

 

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変幻自在の安島裕輔の声

一番の衝撃だったのは安島裕輔の声です。

最初聴いたときはいわゆる「よくある」感じという感想でしたが、彼のシャウトを聴いてからはもう虜ですよ。

普通の声があるからシャウトが引き立つし、シャウトがあるから普通の声が引き立ちます。

そのシャウトもなんていうか「綺麗じゃない」んですよ。

ずっと続けてたら喉をぶっ壊しそうな声。

余計なお世話かもしれませんが少し心配になるほどです。

だからこそ響きます

全身全霊感が半端じゃないです。

その一瞬一瞬がホントにカッコイイんですよ。

ヒリヒリと緊張感も伝わりますし。

上手じゃないからこそ到達できる境地ですね。

無理矢理扉をこじ開けていますね。

その精神、まさにロックンロールだと思います。

 

ちなみにこの声ですが、僕の文章だと「部分的に出る」みたいなイメージを持たれると思います。

まあ基本はその通りなんですが、中にはほとんど丸々1曲叫びっぱなしのものもあります。

すげーな、ホント。

 

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エモーショナルでノイジーなサウンド

安島裕輔の声ももちろんですが、音もだいぶ叫びます。

冷たい電子音の中に熱く燃える轟音が鳴り響きます。

奇をてらっているようですが、実は真っすぐで素直なのです。

冷静さの中に垣間見える愚直さとでも言いましょうか。

そんな轟音ギターを鳴らします。

すげーカッコいいです。

エモーショナルでノイジーです。

イカれ具合が大好きです。

それほどのギャップがあるにも関わらず、ベースとドラムはどちらの音にもマッチしています。

「これが奇跡か、、、」とか思いますが、いいえ実力です

上手いとか下手とかそういうレベルじゃありません。

そもそも上手に取り繕おうとしないバンドなので。

フリッカーズがフリッカーズである為に、3人の個性がぶつかり合っていたのです。

要は「The Flickersはカッコイイロックバンドだった」ただそれだけのことなのです。

 

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突然の解散、嘘のない解散理由

そんなフリッカーズの解散ですが、解散の仕方が普通ではありませんでした。

予定されていた公演がある中での突然の解散発表

そしてその予定されていた全公演キャンセル

これにはビックリですよね。

何があったんだと。

気になる解散理由ですが、極限にまとめて一言でいうと

メンバーの不仲

噂ではなく、公式にメンバーが公言しています。

お互い手が出るようなこともあったみたいです。

いや、いろいろうやむやに取り繕う方法はあったと思うんですよ。

よくある「音楽性の不一致」とかね。

でもそうはしなかった。

ここでも上手に取り繕うことはしなかったんですね。

こう正直に言われると妙に「納得」しますよね。

だってしょうがないですもん。

どう顔合わせればいいか、どう話せばいいかわからない人間とバンドなんてできないですよ。

それでも大変悩んだはずですが、限界を超えてしまったのでしょう。

 

バンドの解散に対してファンごときがとやかく言う筋合いはないとは思いますが、フリッカーズの愚直な音楽性を表す解散だったので紹介しました。

  

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The Flickers好きにオススメのアーティスト

僕の経験上、フリッカーズ好きが他に好きだったor好きそうなアーティストを紹介します。

  1. 基本的に現在も活動中のアーティスト
  2. 紹介アーティストのメンバーが他に所属しているアーティストは省略
  3. このブログで紹介したアーティスト、アーティストの性質上どうしても必要な場合などはその限りではない

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THE 2

a flood of circle

ArtTheaterGuild

BYEE the ROUND

The Cheserasera

corner of kanto

GRAND FAMILY ORCHESTRA

HOME IS A FIRE

LUNKHEAD

moke(s)

NOT WONK

oh yes aha

RiL

sassya-

SEVENTEEN AGAiN

shannons

THANK YOU MY BLOOD

THIS IS JAPAN

w.o.d.

カッパマイナス

セツナブルースター

逃亡くそタわけ

ナードマグネット

ハンブレッダーズ

ザ・ラヂオカセッツ

もし知らないアーティストがいたらぜひ聴いてみてください!!

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