メジャーシーンには「ポジティブでどこまでも元気いっぱい」なアーティストって多いじゃないですか。
ということは、「ネガティヴでどこまでもダウナー」なアーティストもいて然るべきですよね。
その代表格と言えるのが、syrup16g(以下、シロップ)です。
そんなこと言うと「さぞかし暗いんだろうな・・・」とか思われてしまうかもしれません。
はい、暗いです。笑
しかし、諦めや絶望の中にこそ見える光もあります。
まさに人生のリアリティです。
ポジティブな曲で元気になれることもあるでしょう。
ただしポジティブだけで元気になれる奴なんて、そもそも最初から悩んでないです。
確かにシロップは暗いです。
でもシロップがネガティヴであればあるほど、逆説的に僕たちは救われた気持ちになります。
ちなみに僕は仕事で、得意先のシロップ好きの方に出会ったことがあります。
もうそれだけで「あぁ、そういう人ね・・・」と妙な親近感が湧いたのを覚えています。笑
メンバー
五十嵐隆 ボーカル、ギター
キタダマキ ベース
中畑大樹 ドラムス
2008年に1度解散するも、2014年に再結成
暗いだけじゃない、巧みな言葉選び
ここまで書いてきたことだけ見ると「へぇ~。暗いんだけど、いいことを言っているわけだね☆」とか思われそうですが、五十嵐が書く歌詞はそんなチープなものではありません。
そう、言葉選びが神がかっています。
曲に乗せてマッチングした語呂感、言葉遊び、ワードセンス、全てハイレベルです。
歌詞だけあってもダメ、曲だけあってもダメ。
歌詞があるからこその曲、曲があるからこその歌詞。
シロップの世界観を形成しているのはそういった部分が肝だと思います。
歌詞の一部を引用して紹介したい気持ちはあるんですけど、それじゃ伝わらないんです。
本当にいい歌詞は歌わないと伝わらないですよね。
その歌を歌う五十嵐の声もまたいいんですよねぇ。
最初は特に何も感じませんでしたが、今となっては心地いいです。
感情がすごく伝わってきます。
弾き語りなんかだと特にわかりやすく伝わりますね。
実は曲も素晴らしい
ここまで歌詞のことを主軸に紹介してきました。
シロップは世間的に見てもやはり歌詞が評価されていると思います。
しかし!
僕は曲の方にこそ是非注目してほしいです。
前述しましたが、曲あってこその歌詞でもあるのです。
いい歌詞にはいい曲が必要です。
つまりこれだけ歌詞が評価されているバンドなので、曲も最高だっていうことです。
ただし、聴きやすい曲、聴きにくい曲は確かに存在します。
でも1度好きになれば、全てが気持ちいいです。
そしてエモいです。
独特なキーで繰り出される曲達は1度でもハマったら病みつきです。
ちなみにシロップは未発表曲が多いことでも有名です。
僕にも未だに音源化を楽しみにしている曲がいくつもあります。
どれも未発表のままにしておくにはもったいない曲ばかりです。
多様な性格を持ったアルバムたち
シロップのアルバムは、アルバムや曲ごとに全然違う性格を持っていたりします。
入口を間違えると、人によっては全くハマれなかったりもします。
かくいう僕も、シロップを軽く聴き始めてから本格的に好きになるまで2年くらいかかりました。
ちなみに僕は「Reborn」というシロップの名曲中の名曲から入りましたがダメでした。
同じく「Reborn」のはいったアルバム「Delayed」を聴きましたが、やはり好きになるには至りませんでした。(今では大好きですよ!)
そこからちょっとずつ曲を聴いて「あ、これは割と好きかも・・・」みたいな曲も出てきたときに、アルバム「Delayedead」を聴きました。
そして爆ハマりしました。
僕の様に極端な例は少ないかもしれませんが、「好きなシロップのアルバムベスト3」みたいなのをやったらかなりバラつくと思います。
ちなみに僕のベスト3は「Delayedaed」「HELL SEE」・・・
すんませんあと1枚選べませんでした。笑
まあ、まとめますと
「シロップのアルバム、みんな違ってみんないい」です!
syrup16g好きにオススメのアーティスト
僕の経験上、シロップ好きが他に好きだったor好きそうなアーティストを紹介します。
- 基本的に現在も活動中のアーティスト
- 紹介アーティストのメンバーが他に所属しているアーティストは省略
- このブログで紹介したアーティスト、アーティストの性質上どうしても必要な場合などはその限りではない
Ao
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もし聴いたことのないアーティストがいたら是非聴いてみてください!!
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