どーも、オクダです。
2021年11月24日、Zepp DiverCityのワンマンライブをもってTHE PINBALLSは活動休止となりました。
好きなバンドが解散なり活動休止なり自然消滅した経験なんて何度もあるのですが、何故かTHE PINBALLSの活動休止は僕の心に大きな虚無を生み出しています。
やっぱり僕にとって特別なバンドだったんだと今さらになって自覚している次第です。
というわけで、こういう記事は初めてなのですがTHE PINBALLSに対する思いを語っていきたいと思います。
全く頭の中を整理していないので、いつも以上にガタガタの文章になると思いますがご容赦ください。
というか自分の中にたまった何かを吐き出したいが為に記事にしたいだけなので、これは僕のための記事です。だから自由にやらせていただきます。
それでは、よろしくどーぞ。
THE PINBALLSとの出会い
僕がTHE PINBALLSと出会ったのは、多分2011年の冬くらいだった気がします。
YoutubeでテンベアのMVを見つけて、最初に思ったのは「結構好きかな」「ギターの人絶対ウィルコジョンソン好きだな」といった程度の感覚だったのが正直なところです。
その程度の感覚ですが、何か引っかかるものがあってすぐにCDを買いました。
これが良かった。
買って良かった。
この時点では自分の中でそんなに激推しというレベルではありませんでしたが、今後がすごく楽しみなバンドでした。(偉そうだな、、、)
当時大学生だった僕は、当時唯一大学内で音楽の話を気兼ねなく話せる友人のK君に報告したのを覚えています。
絶対K君は好きだと思ったのですが、そうでもなかったみたいです。
程なくして「100 years on spaceship」のリリース。
これで僕の中のTHE PINBALLSの立ち位置がググっと上がりました。
だって誰がどう見てもカッコいいでしょ。
すぐさまK君に報告。
僕はCD2枚をK君に半ば押し付ける形で貸してあげました。
ところがK君とTHE PINBALLSの話で盛り上がることはそれほどなく、遂には卒業を迎えました。
それ以来彼とはほとんど会っていないのですが、僕が言いたいのは今だったら絶対に夢中にさせる自信があるということ。
どう考えても今のTHE PINBALLSは、カッコイイ音楽好きの人間が無視できるレベルを超えてるでしょ。
お金が好きな人が道に落ちてる100万円をスルー出来るのかって話ですよ。(たとえが悪い)
実は卒業後にドはまりして、Zepp DiverCityの会場にいたとかだったらメチャメチャ嬉しいですけどね。
ちなみに彼に貸した2枚のCDはまだ返ってきてません。
絶対的な地位
僕は音楽が好きなので、かなりいろんなアーティストを聴いてる方だと思います。
そんな僕の中でも絶対的な地位にあるアーティストってそんなに多くはないのですが、THE PINBALLSは間違いなくその中のひとつです。
当ブログで「アーティスト紹介記事」もいくつか書いてるのですが、実際THE PINBALLSもかなり序盤に書いてますからね。
そのターニングポイントとなったのが「ONE EYED WILLY」「THE PINBALLS」「さよなら20世紀」の3枚です。
「ONE EYED WILLY」 で揺るぎない地位を予感し、 「THE PINBALLS」 で確信へと変わり、 「さよなら20世紀」 で魂が震えました。
特に「さよなら20世紀は」再生ボタンを押してからアルバムが終わるまで、その場を動けなくなったのを覚えています。
ちなみにこの頃にはN君という高校の頃からの友人に布教することに成功していました。
N君は自主的に音楽を聴き漁るタイプではないのですが、音楽も含め漫画とかアニメとかの価値観が僕と近いこともあって、定期的に気に入ったバンドの紹介はしていました。
THE PINBALLSもN君も流石だと思いました。
そういえば「蛇の目のブルース」のLPは当時普通にタワレコで購入できました。
あとどうでもいいのですが、amazonレビューで「さよなら20世紀」~「NUMBER SEVEN」くらいまでに誰よりも早くレビューをしていた「ベジータ」とは私の事です。
THE PINBALLSの魅力
もうこれは多くは語りません。
カッコよくて、美しくて、優しい。
曲も歌詞も声も音もステージングも全てに言えることです。
無敵。
THE PINBALLS人気曲投票
THE PINBALLS絡みの思い出として外せないのがこれです。
僕は以前「THE PINBALLS人気曲投票」なるものを企画させていただきました。
思い付きで始めてみたものの、非常に盛り上がりました。(賛否両論あったっぽいですが)
これを足掛かりにして、その後いろんなバンドで実施してきましたが、投票数の大小はあれど体感で一番盛り上がっていたのがTHE PINBALLSな気がします。
同時にファンの方の熱いメッセージも募集したのですが、今読むと泣いてしまいそうです。ていうか泣きました。
実は2回目の開催をずっと目論んでいまして、今回の活動休止を前に実施しようとしたのですが、なんか活動休止をダシに使ってしまってる感じがしてやめました。
復活の時にやります。
THE PINNBALLSのファンの皆さんはノリが良くて熱くて優しい方が多いので、次回はきっともっと盛り上がると思います。
活動休止について
不思議なものです。
例えば2~3年活動のないバンドがあったとして、「最近活動無いな、、、」「ライブやってくれないかな、、、」くらいの声がポツポツ出てきて終わりだと思うんです。
それが「活動休止します」と言われると途端に大事件になる。
「解散」じゃないのに、もう終わりみたいな雰囲気になる。
今回の報告もそう。
いやいや落ち着けと。
あまり騒ぐな。大事にするな。休止だ。解散じゃないぞ。
と一生懸命心の中で唱えていましたが、しっかり僕の手は震えていました。
会社の後輩にピンズ仲間がいるのですが、彼はSNSをやっていないので情報を得るのが遅い。
一応報告することにしました。
余談ですが彼はレスポンスが遅い。マジで遅い。簡単などうでもいい質問ですら返信に2日かかったりする。しかもその間会社で顔を合わせているのに。とにかく遅い。
でもそんな彼がね、速攻で返信してきましたよ。
先輩のぼくに対して一言、「は?」と。笑
しばらくしてから「無理です」「咀嚼できないです」と返ってきましたが。
「活動休止にあたって一番悩んだのはメンバーだから我々がどうこう言う筋合いはない」というのが僕の考えですが、これは素直じゃないですよね。利口ぶってますね。
本音はやっぱり「続けてほしい」ですよ。
そりゃそうですよ。
大好きなバンドですもん。
大好きな音楽ですもん。
良い子ぶってられないですよ。
でもメンバーが悩んだっていうのもまた事実なんですよね。
苦しんで出した結論に対して、僕たちがそれを否定していいのか。いやでも本音は、、、。
って感じで気持ちはグッチャグチャでしたね。
THE PINBALLS 15th Anniversary Oneman “Go Back to Zero”
そんな気持ちを抱えたままZepp DiverCityのライブの日を迎えてしまったわけですけども、これがまたいいライブをするんですよね。
いつも通りというかいつも以上に最高のステージでした。
33曲も歌って一切手抜きなしの演奏でした。
やっぱりカッコよくて、美しくて、優しい音楽でした。
オーディエンスも皆非常にいい顔をしていました。僕もきっといい顔だったと思います。
全てがスッキリしたかと言うと、そういうわけではありません。
むしろ冒頭でもふれたとおり、大きな虚無感が生まれています。
でも不思議とこの虚無感さえも愛おしいのです。
時間の経過とともにこの虚無感も薄れてしまうのでしょうが、それが少し寂しくも感じます。
スッキリした部分としてはメンバーが前向きで、まだまだ音楽に対するエネルギーに満ち溢れていることがわかったこと。
THE PINBALLSはしばらくお休みかもしれませんが、メンバーそれぞれが新たにカッコいいものを生み出してくれることでしょう。
あと何より皆元気そうで良かったです。
あとひとつこれだけは確実に言えるのは、行ってよかったってこと。
ド平日の為いろいろな障害がありましたが、結果的にこんな最高のライブを観ることができてよかったです。
整理のつかない脳ミソでも、これだけは確実に言えることです。
どうしても都合が付かず来れなかったことも多いと思うので、生配信をやってくれたTHE PINBALLSもやっぱり流石です。
最後に
以上、全くまとまってませんが、つらちらと書いてきました。
読み返してみると、何を伝えたかったのか全くわからないですね。笑
まぁ自分の為だけに書くとこんなものでしょうか。
排泄物みたいなものですね。吐き出さないといけない感じ。出ちゃった感じ。あまりキレイなもんじゃないです。
THE PINBALLSに対する気持ちをものすごくセンスのある文章で書いてる方の記事も読ませていただいて、僕もあんな風に書いたみたいと思いましたが、シンプルに僕にはできませんでした。
でも何かを吐き出さずにはいられなかったので、愚文ですが今回書いてみることにしました。
まぁね。
活動休止ですから。
前向きな決断だって言ってたし。
「帰ってくる」とは明言しなかったけど、きっと帰ってくるでしょ。
だってあんなにカッコいいもんよ。
これが皆レベルアップして帰ってくるところを想像してみ?
やばいよね。「カッコイイ」じゃ片付かなくなるよね。
「カッコイイ」の上位互換となる言葉を考えておいた方がいいと思うよ。
だから僕は全然待てる。
世界は何事もなかったかのように動いてるし、僕自身いつも通りいろんなバンドを聴いて生活していくだけ。
それをしばらく繰り返したら「カッコイイ」の上を行く音を、帰ってきたTHE PINBALLSが鳴らしてくれる。
ただそれだけのこと。
寂しいのは当然。楽しい時間が止まるんだからね。
でも今の寂しさなんてのは、夕焼けのチャイムが鳴って友達と別れなければならない程度のもの。
だから普通にまたすぐ会える感じで、今日のところは家に帰る感じで、こう言おう。
「お疲れ。それじゃまた今度。」
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