Dress up / THE PINBALLS「雰囲気抜群、ちょっと大人のロックンロール」

ディスクレビュー

どーも、オクダです。

お久しぶりです。

久しぶりすぎてブログの更新方法もうろ覚えです。

確実な衰えを感じる脳ミソをフル回転させて、ゆっくり思い出しながらやっていきます。

 

というわけで今回はディスクレビューです。

THE PINBALLSの「Dress up」

期待はしてたけど、当然のようにカッコいいですね。

パッケージもこだわっていて、このアルバムの雰囲気を最大限に引き出しています

なんていうか、お酒が飲みたくなります。

それもカクテルがいいな。ちょっと強めの。

僕はお酒は弱い方なのですが、それでも少し背伸びしたくなるくらいの。

味なんかわからない、雰囲気で酔いたい。そんな感じ。

家で飲んでも雰囲気が出ないので、洒落た感じのバーがいいですね。

、、、、という妄想が止まらなくなってしまうほど、抜群に大人っぽい雰囲気に仕上がっています。

それでいてしっかりロックンロールなのが素晴らしいですね。

ちなみにTHE PINBALLSについては過去に紹介記事を書いていますので、そちらもよろしければ是非。

それでは、簡単ではありますがディスクレビューに入っていきます。

よろしくどーぞ。

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アルバム「Dress up」

THE PINBALLSのアコースティックセルフカバーアルバム。2020年9月16日リリース。

数々の名曲たちがアコースティックバージョンで生まれ変わっています。

アコースティックといえど、エレキギターも普通に入ってますし、ヴァイオリンやサックス、ピアノなどいろいろな楽器が使用されています。

その為、非常に大人っぽい雰囲気になっていますね。

メチャメチャお洒落です。でもメチャメチャカッコいいです。

お洒落なだけの音楽ってあまり好きじゃないんですけど、ちゃんとカッコいいので大正義です。

そもそもボーカルの声が割と通常モードなので。

あんなかっこいい声で歌われたら学校の校歌もロックになります。笑

とにかくいつものTHE PINBALLSとは一味違う、それでもいつものTHE PINBALLSと同じカッコよさを味わうことのできるアルバムです。

名盤。

Dress up | THE PINBALLS

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01.欠ける月ワンダーランド

のっけから全力のボーカルで始まる1曲。

でもサビの終わりは裏声を使うなど、やはりオリジナルとは違う一面も見られます。

ギターの音もメチャメチャ美しいです。

ジャズっぽいベースやドラムも印象的ですね。

歌詞の世界観もオリジナルよりも強く感じられるイメージがあって、そういうところも面白いと思いました。

横なぐりの雨が 吹き抜ける町をゆく

欠ける月ワンダーランド

  

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02.299792458

もともと独特の雰囲気のある曲が、新しい雰囲気を携えています。

サックスがいい味を出していますね。

サビに入ると景色が広がる印象はオリジナル同様強く感じます。

あとこれもオリジナル同様なのですが、ギターフレーズの曲への絡ませ方が絶妙ですね。

また大人っぽい雰囲気の完成度で、その細かな違いも曲全体としてみると大きな違いになってるように思えます。

とりあえず何回聴いても飽きない。

明日では遅すぎるんだ

変わってしまうだろう すべては

299792458

 

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03.毒蛇のロックンロール

メッチャカッコいいな

アコギのザクザク感とヴァイオリンの伸びがいい味出してますね。

ボーカルもオリジナル同様全力。

あの爆発力のあるギターソロはちゃんとアコースティックで今回のバージョン用に生まれ変わっています。

収録曲が発表されてその中でも特に楽しみにしていた曲のひとつですが、こんなにロック曲もアコースティックバーションでバッチリ仕上がるんですね。さすがです。

もっと恐ろしい場所へ行こう

毒蛇のロックンロール

 

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04.沈んだ塔

以前開催させていただいた「第1回THE PINBALLS人気曲投票結果2019(非公式)」にて、2位というある意味ダークホース的存在だったファンの中でも人気な曲。

ホントに鮮明な景色がイメージできる曲なのですが、当然のようにアコースティックバージョンだろうと変わらずに再現されていますね。

「やっぱり名曲だな、、、」と改めて再認識できる素晴らしいアレンジに仕上がっています。

ベースの休符の使い方がとても好きです。

余談ですがSNSでいろいろな方のこの曲に対する解釈を目にしたことがありますが、皆少しずつ違ってとても興味深かったです。僕も混ざりたかったけど勇気が無かったです。笑

沈んだ灰色の 塔の上を

歪んだ 赤や 黄色の 雲がゆく

沈んだ塔

 

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05.way of 春風

春が近づくと無性に聴きたくなる曲。

オリジナルの爽やかな感じは抑えられ、優し気で軽快な感じに仕上がっています。

曲の良さがより一層引き締められていますね。

耳障りも非常に良くて、ずっと聴いていられます

打ち込みみたいなドラムの音も癖になる、、、。

オリジナルのAメロのギターの音が大好きなのですが、アコースティックバージョンの優しい音もこれはこれでかなりリラックスできる感じで気に入っています。

疲れてしまったら

道で眠ったっていい

全て置き去り 全てを捨てて

way of 春風

 

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06.DUSK

大好きな曲の一つです。

今回収録曲の中では、最もオリジナルに近いアレンジになっていると思います。

とはいえ、しっかりアコースティックバージョンだからこその良さも詰まっていて聴きごたえのあるものとなっています。

エモーショナルなギターソロもうまくアコースティックで仕上がっていますし、オルガンの音も曲のいいアクセントになってますね。

僕はこの曲に対して「少し寂し気なエンディング感」というイメージを持っているのですが、そのあたりも相変わらず強く感じることができます。

映画のエンドロールとかにめっちゃ合うと思うんだけどなぁ、、、。

時計の針の上 かかしが歩くのは

立ち止まって 自分を 哀れみはしないから

DUSK

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07.悪魔は隣のテーブルに

先行してMVが公開されていた曲です。

その素晴らしさは、このアルバムに対するファンの期待値を爆上げするのには十分すぎるほどでした。

それくらい始まりから終わりまで、今回のアルバムの趣旨を存分に味わうことのできる仕上がりとなっています

イントロのワクワク感は今でも薄れません。

ノリノリなわけではないので「テンション上がる」というと変に聞こえるかもしれませんが、それでもやっぱりテンション上がります

手に入れたぐらいで

くちづけたぐらいで

奪えると思っていたなら

悪魔は隣のテーブルに

 

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08.アダムの肋骨

ダークな世界観が独特な曲ですが、そのあたりがグッと強調されたアレンジです。

腹の底から湧き上がるようなリズムがたまらないですね。

イントロのヴァイオリンからして「え、何?何が始まるの?」といった雰囲気です。

適度にオリジナルに近いギターフレーズが散りばめられており、オリジナルではメインで暴れまわるフレーズが今回はわき役的に全体を引き締めます。

毒蛇のロックンロールもそうですが、この手の曲をよくアコースティックアレンジしようとしたなという、その発想がすでにカッコイイですね。

回り回る この引力が叫びだす

アダムの肋骨

 

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09.劇場支配人のテーマ

予想外のアレンジ。というより予想外にそのまま。

ただやはりアコースティックアレンジがうまく活用されていて、なんていうか「怪しげな劇場感」がより一層強いですね

ピアノの荒々しさもかなり曲の雰囲気を引き立てていると思います。

そして誰もが気になる「アアイエエエエ!!」ですが、これも予想を裏切りオリジナルそのままです。笑

でもそこがカッコイイ。やっぱりこれですよね。

さあショウを始めよう

さあショウを始めよう

劇場支配人のテーマ

 

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10.ワンダーソング

やはりいい曲だ。

アコースティックアレンジになると曲の良さが引き立つのですが、ワンダーソングはその傾向が特に強く出る1曲ですね。

アコースティック感が強い曲で、アコギのアルペジオがよく聞えてオリジナルとはこれまた違った気持ちよさがありますね

オリジナルと言えば僕はサビのギターがたまらなく好きなのですが、その存在を忘れるほど今回のアレンジは1曲として集中して聴いてしまいます

落ち着いていて曲に存分に浸かることができる1曲です。

もしももう一度

夜を駆け抜けられるなら風のように

もしももう一度

唄を唄うなら夕暮れに舞う町のように

ワンダーソング

 

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11.あなたが眠る惑星

5本の指に入るほど大好きな曲です。

いい意味で予想通りのイメージに仕上がっていて、オリジナル同様大好きです。

そんな感じしみじみ聴いていたら、最後の最後で地味だけで大きい違いを発見。

「あなたがこの惑星をひとまわりするたび~」のメロディが若干違う。

こういう地味だけで大きい明確な違いっていうのはたまらないですね

いやホント好きです。

余談ですが、数年前になりますがこの曲が好きすぎて結婚式のゲスト退場の時の曲に採用してました。(ちなみに乾杯は「農園の婚礼」です)

余談すぎますが結婚式の曲は僕が好き勝手にいろいろ決めたので、いつか別の記事で紹介してみたいです。

 

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まとめ

以上、簡単に全曲レビューさせていただきました。

結局このバンド、何やってもカッコイイんですね。

もちろんいろいろ試行錯誤して作られたと思うんで、あまり簡単な言葉で片付けたくない気持ちはあります。

でもホントにTHE PINBALLSは「カッコイイを生み出す天才」だと思っています。笑

今回のアルバムも大人っぽくお洒落に仕上がってはいますが、感想を一言でと言われたらやっぱり「カッコイイ」になるんですよね。

でもきっとその「カッコイイ」という軸がブレないからこそ、そこに魅力が生まれるんだと思います。

僕もそういう人間になりたいですね。

「カッコイイかカッコよくないか」で物事を決められる人間になりたい。

現状は「面倒くさいか面倒くさくないか」で決めてます。笑

でもこれは「カッコよくない」のでなんとか治していきたい。

THE PINBALLSを聴いて頑張っていきます!

 

以上で終わります!

今後ともよろしくどーぞ!!

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